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自然を揺るがす少女と。【白蓮銀】② >>
自然を揺るがす少女と。【白蓮銀】
2017-01-15 15:54:35  | コメント(1)
「何も下界に来たのは、これが初めてじゃないんよ」

下界に降り立った、番人達。
そのうちの一人である、銀は愛用している扇子で口元を覆い、目を細めた。

「聞きたいじゃろ」

いいや、と首を横に振った番人達は見ないフリをして、銀は語り出した。





「あーあー、つまらへん」

それはいつだったか。
まだ、番人の中では一番最年少だった頃。
神に頼まれ、銀は人間界を歩いていた。

「妖も退治してもうたし、もう帰ってもええねんけど」

何だかなぁ、と銀は納得しきれない様子。
土産でも欲しいなぁ、そう呟いた時。

「ぁああ!もう!!」

人気のない公園で、錆びた音を出しながら、少女がブランコに乗っているのに気付いた。

「本ッ当にムカつく」

どうやら、怒り心頭の少女に、銀は興味を示して近付いた。


・・・パート②へ続く

☆初めまして、こんにちは。
連投御苦労さまです。

ところで、なんで、みてみんのブログで出してるんですか?

折角の作品ですので、小説家になろうですればいいんじゃないかと思ったので、ここにコメント残してみます。

それでは、お邪魔しました。
投稿者:  [ 2017-01-16 17:17:20 ]